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2023/1/25

司法書士兼土地家屋調査士になった理由について

「なぜ、司法書士と土地家屋調査士の事務所を開いたのですか?」

これが名刺をお渡しした際に最もよく聞かれる質問です。

ここではその理由を、経緯と個人的な思いを含めてご紹介できればと思います。

理由① 司法書士と土地家屋調査士の合同事務所に勤務したこと

私が司法書士になって最初に勤務した事務所は司法書士と土地家屋調査士の合同事務所でした。

そこで私は不動産の売買や建物新築に関する権利登記の業務を数多く担当しておりました。土地家屋調査士が測量や分筆登記、建物の表題登記を担当し、その後司法書士が所有権の登記や抵当権の登記を担当するといったように、土地家屋調査士と司法書士が連携して業務を進めていました。

まず、土地家屋調査士が同じ事務所の同じフロアにいて非常に身近な存在であり、実際に連携して仕事を進めていたことが、私が土地家屋調査士に興味をもった最初のきっかけになります。

理由② ちょっとした質問をされても答えられずに悔しく思ったこと 

お客様と話をしているときに測量や表示登記など土地家屋調査士の分野について質問されることも多くありました。

今思えばちょっとした質問でも、当時は土地家屋調査士の分野の知識がなかったため「その件については土地家屋調査士に確認しておきます」とお答えすることしかできずに、「土地家屋調査士の分野の質問にもパッと答えられたらもっとお客様のためになるのにな」という思いが次第に強くなりました。

理由③ 土地家屋調査士の仕事が面白いと思ったこと

こうして、次第に土地家屋調査士の仕事に興味を抱くようになり、ある時、事務所の土地家屋調査士にお願いして、実際に測量の現場やCADでの図面作成の様子を見学させていただきました。

土地家屋調査士は現場に何回も通って測量し、現地の様子を思い浮かべながら図面を作成するので、一つ一つの現場に対する思いが強くなります。

その分、測量した現場に数カ月後に立派な家が建っている様子を見ると、仕事の成果を実際に目で見ることができて非常にやりがいを感じます。

司法書士が売買や新築の登記を担当するときは基本的には書類しか見ないので目で見て成果を感じられるというのは少ないのですが、土地家屋調査士は実際に現場の変わっていく様子を目で見ることができます。仕事の成果を目で見て感じられるというのは、土地家屋調査士の仕事の面白さなのではないかと思います。

個人的には、家の外観や間取りを見るのが好きなので、建物登記のための現場調査で様々な家の外観や間取りを見ることができるのも土地家屋調査士の楽しさだと思います。

理由④ 相続登記の案件でも土地家屋調査士の知識が必要だと思ったこと

相続登記の際に登記事項証明書と固定資産評価証明書を見比べていると、未登記建物や増築部分が登記していない建物、地目変更登記がされていない土地など、登記と固定資産評価証明書の記載が一致しないことが多々あります。

このとき土地家屋調査士の知識があれば、登記と現況が一致しないことのリスクを説明し、これを機にそれらについても登記手続きをしましょうと提案することができます。

お客様は将来の登記上のリスクを減らすことができますし、我々としても仕事につながりますので、互いに利益になることだと思います。

司法書士の知識だけだと単に相続登記するだけにとどまってしまい、せっかくの登記上のリスクを発見し、対処するチャンスを見逃してしまうことになります。

相続登記の依頼があった際は、登記全体についてアドバイスをする必要があり、そのためには土地家屋調査士の知識が必要だと強く思います。

理由⑤ 相乗効果が大きく、お客様にも自分にもメリットになると確信したこと

このように、日々業務を行う中で、土地家屋調査士と司法書士の両方の知識があることで得られる相乗効果は非常に大きく、お客様にも自分自身にもメリットが大きいと確信しました。

◆お客様にとってのメリット

  • 測量や不動産登記全体の質問に対して答えてもらえる
  • 不動産の売買、新築で土地家屋調査士、司法書士の両方に依頼する必要がある場合、土地家屋調査士・司法書士を別々に探す手間、依頼して打ち合わせする手間、本人確認でそれぞれに面談する手間、連絡をそれぞれと取り合う手間など、様々な手間を省くことができる
  • 相続登記の際に不動産登記全体についてのアドバイスをもらえる

◆自分自身にとってのメリット

  • 測量や不動産登記全体の質問に対して答えることができ、お客様に満足してもらえることで自信をもって仕事ができる
  • 土地家屋調査士、司法書士の仕事のスケジュールを一括で管理することができる
  • 現場を見ることでより一層やりがいをもって仕事をすることができる
  • 相続登記の際に、相続登記以外の仕事につながる可能性がある
  • 司法書士、土地家屋調査士を単独で業務を行っている事務所との差別化ができる

このように、お客様にも自分自身にもメリットがあることを確信し、司法書士に加えて土地家屋調査士にもなることを決意しました。

まとめ

このような理由から、司法書士に加えて土地家屋調査士の資格も取得しました。そして別の事務所に転職して土地家屋調査士の実務も経験させていただいた後に、出身地である豊橋市で独立開業させていただきました。

おそらく、最初に勤務させていただいた事務所が司法書士と土地家屋調査士の合同事務所でなければ、両方の資格を取得して独立開業しようとは思わなかったと思います。

その意味では、ご縁があってそのような環境に身を置かせていただき、その環境の中でできる業務を自分なりに少しずつ経験して、足りないと感じた部分を少しずつ補いながら現在に至ったのではないかと思います。

これからも努力して少しずつでも業務の幅を広げ、お客様により良いサービスをすることができればと思っております。

 

長文となりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

柴田合同事務所 代表 柴田静篤

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